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CONDUCTOR

阪 哲朗は欧米での客演も数多く、おもにドイツ、オーストリア、スイス、フランス、

イタリアなどで約40に及ぶオーケストラ、歌劇場に招かれ成功を収めている。日本に

おいては、主要オーケストラ、新国立劇場、二期会などのオペラ団体を指揮している。

これまでに、ビール市立歌劇場(スイス・ベルン州)専属指揮者(1992~97年)、

ブランデンブルグ歌劇場専属第一指揮者(1997~98年)、ベルリン・コーミッシェ・

オーパー専属指揮者(1998~02年)、アイゼナハ歌劇場(ドイツ・テューリンゲン州)

音楽総監督(2005~09年)、山形交響楽団首席客演指揮者(2007~09年)、

レーゲンスブルク歌劇場(ドイツ・バイエルン州)音楽総監督(2009~17年)を歴任。

現在、山形交響楽団常任指揮者。

ベルリン・コーミッシェ・オーパーでは、H.クプファー新演出による「天国と地獄」、

A.ホモキ演出による「ファルスタッフ」、M.シューラー新演出による「リゴレット」

などを手がけ、約20演目170回余を指揮し好評を得た。

また、2008/09年の年末年始に、ウィーン・フォルクスオーパーで、同劇場の年間の

ハイライトとも言うべき公演である「こうもり」を指揮したことは、大きな話題となった。地元ウェブ・サイト“オペラ・ウィーン”では『成功した大晦日』と題して、“阪哲朗によるオーケストラは、躍動感あふれる熱のこもった演奏をした。弦楽器には官能的に悦びにふける何かがあった”と絶賛された。

ほかに、シュトゥットガルト歌劇場、スイス・バーゼル歌劇場、新国立劇場などで、「ファルスタッフ」、「カルメン」、「ペレアスとメリザンド」、「ホフマン物語」、「カヴァレリア・ルスティカーナ」、「道化師」、「天国と地獄」など多くの作品を指揮。ドイツ国内はもとよりヨーロッパ各地の歌劇場における過去25年間に指揮した舞台作品数は約70演目、通算公演回数は1000回以上にのぼる。


京都市出身。京都市立芸術大学作曲専修にて廣瀬量平氏らに師事。卒業後、ウィーン国立音楽大学指揮科にてK.エステルライヒャー、L.ハーガー、湯浅勇治の各氏に師事。

1995年「第44回ブザンソン国際指揮者コンクール」優勝。

1996年京都府文化賞奨励賞、1997年度ABC国際音楽賞、2000年京都市芸術新人賞、2000年第2回ホテルオークラ音楽賞、2004年度第12回渡邉暁雄音楽基金音楽賞、2006年度第26回藤堂顕一郎音楽賞受賞、2020年京都府文化賞功労賞受賞。

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